『INVASION BY ALEX NG & RED TSAI』のレビューです。一言でいえば、『BOTTLE by Mickael Chatelain』を超える究極のコイン・イン・ザ・ボトルです。
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIの評価

- 『BOTTLE by Mickael Chatelain』の上位互換
- 角度に強い
- 手動でも実行できる
- 『Cube in Bottle by Henry Harrius』に繋げられる
- 日本円でも演技可能
- バッテリーの寿命がいつか来る
- 高い
- ギミックのクオリティは並
- 解説動画に斬新なアイデアは無い
- カタカタと音がする
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIの内容物
- ギミックコルク
- レギュラーコルク
- 『Cube in Bottle by Henry Harrius』と同じボトル
- リモコン
- 充電ケーブル
- オンライン解説


レギュラーコルクが付属するので、演技の前後でスイッチして調べさせることができます。解説されているスイッチ方法は画期的なものではなく、オーソドックスなものなのでマジシャン相手には通用しませんが、一般客相手には十分でしょう。この手の製品でありがちなレギュラーとギミックで色味が異なるというようなことはなく、外観的な違いはほぼありません。ただし、電子ギミックなので重さは異なりますし、ギミック部分は結構わかりやすいので、ギミックを手に持ってもらうことは避けたほうがいいです。
付属のボトルは『Cube in Bottle by Henry Harrius』のものとまったく同じでガラス製です。
ギミックはリモコン操作で作動します。即発動モードと5秒遅延モードがあり、押すボタンによって変わります。ボタンのサイズが全然違うので押し間違えることはありません。
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIの購入動機
元々『BOTTLE by Mickael Chatelain』の電子版のようなものがあればいいのにと思っていましたが、インスタで見たパトリッククンの演技がまさにそれっぽいことをしていて存在を知りました。買い逃がさないためにOchiu Magicのインスタをフォローするぐらいには買う気まんまんでしたね。
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIの良い点
- 『BOTTLE by Mickael Chatelain』の上位互換
- 角度に強い
- 手動でも実行できる
- 『Cube in Bottle by Henry Harrius』に繋げられる
- 日本円でも演技可能
『BOTTLE by Mickael Chatelain』の上位互換と言ってしまって良いでしょう。『BOTTLE by Mickael Chatelain』でできることは『INVASION BY ALEX NG & RED TSAI』でできますし、電子ギミックとなることで、マジシャンは一切ボトルに触れずに現象を起こすことができます。
蓋をした状態のボトルは囲まれていても凝視されていても問題ありません。つまり、ベーシックなコイン技法が行える環境ならどこでも実行できます。スイッチをする場合、囲まれているとやりづらいですが、視線誘導がしっかり行えているなら問題ないとは思います。
電子ギミックなのでバッテリー切れや故障等のトラブルが起こる可能性は当然あります。その場合は『BOTTLE by Mickael Chatelain』のように手動でギミック部分を作動させることができます。電子トラブルが起きたとしても演技を中断せずにリカバリーできるのはかなりありがたいです。
まったく同じボトルを使用するので、スムーズに『Cube in Bottle by Henry Harrius』へと繋ぐことができます。個人的にそれほど好きなマジックではないのですが、『INVASION BY ALEX NG & RED TSAI』を演じた後であれば、演じてみたいと思えます。自然といい感じの改めになるからです。
ハーフダラー以下のサイズのほとんどのコインで演技可能です。日本円ならどの硬貨でも演技できるので、借りたコインで演じることもできるでしょう(最近は現金を持ち歩かない人もいますけどね)。
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIの悪い点
- バッテリーの寿命がいつか来る
- 高い
- ギミックのクオリティは並
- 解説動画に斬新なアイデアは無い
電子ギミックなので避けられませんが、バッテリーが劣化すればいつかは使い物にならなくなってしまいます。そこまで使い倒すかわかりませんが、個人的には充電式よりも電池式のほうが嬉しいんですよね。利便性よりも安心感のほうが優先。バッテリー交換はできるのかもしれませんが、特に解説されていませんので自己責任です。ギミックの構造的にちょっと怖いですね。
完全に円安のせいですが、高いです。定価190ドルで、20ドル割引の170ドル(執筆時点で27,650円)で購入しましたが、2万円切るぐらいが妥当なラインだと思います。
外観的な違いはほとんどないのですが、ギミック部分をみればすぐにギミックだとわかってしまいます。もう少しわからないように作れなかったのかと思わなくもないです。
解説動画からその手があったか!と思えるような手順や斬新なアイデアは得られませんでした。マジシャンなら誰でも思いつくような普通の手順で、参考になった箇所はありませんでした。ここは少し残念。
ギミックにコインをセットした状態で傾けたりひっくり返すと音がします。例えば、コルクの底に何も無いことを何気なく示すような動作をするとカタッと音がします。ゆっくりと静かに傾ければ問題ありませんが、普通の動作スピードで行うと音が気になります。私はハーフダラーでしか演技予定がないので、ハーフダラーでしか試していませんが、もしかしたら日本円等他の硬貨では気にならないかもしれません。
特に静かな環境で演技する場合は、音を鳴らさないよう慎重に扱う必要があります。これも致命的ではありませんが少し残念。
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIは自作可能?
電子工作等に精通している人でなければ難しいでしょう。
INVASION BY ALEX NG & RED TSAIのレビューまとめ
そんなわけで、『INVASION BY ALEX NG & RED TSAI』のレビューでした。
高いですが、現時点でのコイン・イン・ザ・ボトルの理想形だと思います。私は即レパートリー入りしました。これを超えるとしたら、手渡ししても問題ないようなギミックを作ることができたときぐらいでしょうか。
基本的なコインマジックができる人なら即レパートリー入りすると思います。
想像通りのものだと思うので、スルーする人はスルーするし、これを買うような人も後悔することはないと思います。
