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SNSで話題のダージーパイ!おうちで巨大ザクザク本格再現レシピ

ダージーパイ

Instagramで見かけた、あの顔より大きな唐揚げ…!「ダージーパイ、おうちで作れたら最高だな…」なんて、ワクワクしながら検索してくれたのではないでしょうか?

こんにちは!料理研究家のRikaです。SNSで美味しそうなダージーパイの写真を見かけると、思わず「これ、おうちで作れたら最高だな…」ってワクワクしますよね。大丈夫、あのインパクト抜群の見た目と味、ちゃんと再現できますよ。

実は、たった3つの黄金ルールさえ守れば、誰でも失敗なく、本格的なダージーパイを作ることができるんです。

この記事では、プロの視点からその「3つのルール」と、詳細なレシピを徹底解説します。読み終わる頃には、あなたの「作ってみたい!」という気持ちが「私にも作れる!」という自信に変わっているはず。一緒に台湾屋台の味、マスターしましょう!


[著者情報]

この記事を書いた人:Rika

料理研究家 / アジアンフードプランナー

料理教室「Weekend Kitchen」を主宰し、雑誌やWebメディアで、トレンドのアジアングルメを家庭で楽しむためのレシピを多数発表。「作ってみたい!」という気持ちを大切に、難しい専門用語は使わず、失敗しないための「なぜ?」を丁寧に解説するスタイルが人気。


目次

そもそもダージーパイって何?唐揚げとの3つの違い

私も初めて台湾の夜市でダージーパイを見たときは、その大きさに本当に衝撃を受けました!ダージーパイは、台湾屋台グルメの中でも特に人気の高い一品です。日本の唐揚げと似ているようで、実は明確な3つの違いがあります。

  1. 圧倒的な「大きさ」: 最大の特徴は、なんといってもそのサイズ。鶏むね肉を丸ごと一枚、叩いて薄く伸ばして揚げるため、顔よりも大きなサイズになることもあります。
  2. ザクザクとした「衣」: 日本の唐揚げが「サクッ」や「カリッ」だとすれば、ダージーパイは「ザクッザクッ」という粗めの食感が特徴です。この食感の秘密は、衣に使う粉にあります。
  3. エキゾチックな「香り」: 口に入れた瞬間に広がる、少し甘くてスパイシーな独特の香り。この本格的な台湾の風味こそが、ダージーパイを日本の唐揚げと一線を画す、最大の魅力と言えるでしょう。

失敗しないための「3つの黄金ルール」をプロが解説

それでは、あの巨大・ザクザク・本格味を、おうちで再現するための核心、「3つの黄金ルール」を解説します。この3点を押さえることが、あなたのダージーパイ作りを成功へと導く最短ルートです。

ルール1【大きさの秘訣】鶏むね肉は「観音開き」で巨大化させる!

ダージーパイの主役である鶏むね肉は、その下処理が成功の9割を決めると言っても過言ではありません。厚みのある鶏むね肉を均一に、かつ大きく伸ばすためのプロの技法が「観音開き」です。鶏むね肉の中央に厚みの半分まで切り込みを入れ、そこから左右に開くことで、面積を約2倍に広げることができます。その後、ラップをかけて麺棒などで優しく叩くことで、さらに大きく、そして均一な厚さに仕上げます。

ルール2【食感の秘訣】衣は「片栗粉の二度付け」でザクザクに!

本場の台湾屋台グルメでは、衣にキャッサバ粉(タピオカの原料)が使われることが多いですが、私の経験上、日本の家庭で手に入りやすい片栗粉でも、コツさえ掴めば本格的なザクザク食感が再現できます。そのコツとは「二度付け」。下味をつけた鶏むね肉に、一度水溶き片栗粉を薄く絡ませ、その上からさらにたっぷりの片栗粉を、手でぎゅっと押し付けるようにしっかりとまぶします。このひと手間で、揚げた時に剥がれにくく、理想のザクザク食感が生まれるのです。

ルール3【香りの秘訣】味の決め手は「五香粉(ウーシャンフェン)」!

ダージーパイを本格的な台湾の味にするための必須要素が、五香粉です。これは八角、シナモン、クローブ、花椒(ホアジャオ)など、5種類以上のスパイスがブレンドされたミックススパイス。この五香粉を下味に使うことで、日本の唐揚げとは全く違う、あのエキゾチックで食欲をそそる香りが生まれます。スーパーの中華食材コーナーなどで手軽に購入できますよ。

完全版!おうちで台湾屋台・本格ダージーパイレシピ

3つの黄金ルールを理解したところで、いよいよ実践です。ここからは、誰でも失敗なく作れる、本格的なダージーパイレシピを写真付きのイメージで詳しく解説します。

【材料(1枚分)】

  • 鶏むね肉…1枚(約300g)
  • A 醤油…大さじ1.5
  • A 酒…大さじ1
  • A 砂糖…大さじ1
  • A おろしにんにく…小さじ1
  • A おろししょうが…小さじ1
  • A 五香粉(ウーシャンフェン)…小さじ1/2〜1
  • B 片栗粉…大さじ2
  • B 水…大さじ2
  • 片栗粉(衣用)…大さじ5〜6
  • 揚げ油…適量
  • お好みでチリパウダーや黒胡椒…少々

【作り方】

  1. 鶏むね肉の下準備(ルール1) 鶏むね肉は厚みが半分になるように、中央から左右に観音開きにします。ラップをかぶせ、麺棒や瓶の底などで厚さが1cm程度になるまで均一に叩いて伸ばします。
  2. 下味をつける(ルール3) ポリ袋に1の鶏むね肉とAの調味料をすべて入れ、袋の上からよく揉み込みます。空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で最低30分以上漬け込みます。
  3. 衣をつける(ルール2) Bを混ぜ合わせて水溶き片栗粉を作ります。2の鶏むね肉の汁気を軽く切り、水溶き片栗粉を全体に薄く絡ませます。その後、バットなどに広げた衣用の片栗粉の上に置き、上からもたっぷりと片栗粉をかけ、手でぎゅっぎゅっと押し付けるようにして、隙間なく衣をつけます。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 衣をつけた後、5分ほど置いて衣をなじませてください。

なぜなら、このひと手間で肉の水分を衣が吸い、揚げている最中に衣が剥がれるのを防ぐことができるからです。私の料理教室の生徒さんからも「衣が剥がれませんか?」という質問をよく受けますが、この「なじませ時間」が、揚げ物への苦手意識を克服する大切なポイントになります。

  1. 揚げる フライパンに深さ2cmほどの揚げ油を熱し、170℃になったら衣をつけた鶏むね肉をそっと入れます。片面を3〜4分ずつ、衣がカリッときつね色になるまで揚げます。
  2. 仕上げ 油をよく切り、食べやすい大きさにカットします。お好みでチリパウダーなどを振れば、さらに本格的な屋台の味に!

📊 衣の粉比較!片栗粉 vs. コーンスターチ

粉の種類ザクザク感手に入りやすさおすすめ度
片栗粉★★★★★★★★★★◎(ダージーパイ特有のザクザク食感に最適)
コーンスターチ★★★☆☆★★★★★〇(サクサクと軽い食感に仕上がる)

もっと美味しく!ダージーパイQ&A

五香粉がない場合は、何かで代用できますか?

もし五香粉が手に入らない場合は、カレー粉を小さじ1/2程度で代用すると、スパイシーな雰囲気が出ます。ただし、本格的な台湾の香りを楽しむなら、ぜひ五香粉を使ってみてください。料理の幅がぐっと広がりますよ。

揚げずに作る方法はありますか?

ヘルシーに仕上げたい場合は、多めの油で「揚げ焼き」にするのがおすすめです。フライパンに深さ1cmほどの油を熱し、両面をじっくりと焼いてください。また、オーブンの場合は、200℃に予熱し、鶏むね肉に油を軽くスプレーしてから15〜20分ほど焼くと、カリッとした食感に近づきます。


まとめ & CTA (行動喚起)

いかがでしたか?この記事でご紹介した「3つの黄金ルール」さえ押さえれば、SNSで見て憧れていた、あの巨大でザクザクなダージーパイが、驚くほど簡単におうちで再現できます。

  • ルール1: 「観音開き」で巨大化!
  • ルール2: 「片栗粉の二度付け」でザクザク!
  • ルール3: 「五香粉」で本格味!

あなたも、もうダージーパイマスターです!

この週末、おうちで台湾屋台を開いて、家族や友人を「すごい!」と驚かせてみませんか?


[参考文献リスト]

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